§01

つくったもの

Selected Work注力3件・開発中2件

nadaiがつくって運営しているもの。数を絞って、長く。

01Sonirモバイル · 音響測定

スマホで空気録音・音響測定・比較を行うLocal Firstアプリ。SPL/RTA/FFTからスイープ→IR(RT60・周波数特性・ウォーターフォール)まで、DSPはRustで自前実装。

多くの音響アプリは「雰囲気」を売ります。Sonirが売るのは再現性です。機材プロファイル、校正ファイル、部屋タグでメタデータを揃え、同じ条件で録って、同じ条件で比べる。SPL/RTAからスイープ→IR(RT60・ウォーターフォール)まで、UIはFlutter、DSPはRust、すべて端末ローカルで完結。製品の情報はsonir.appに、技術の深掘りはZennへ。

02jpzipデータ · API

日本郵便のKEN_ALLを正規化し、全120,677件の郵便番号をCDN配信JSONで提供。登録・APIキー・レート制限なし。各言語のSDKとMCPから引ける。

郵便番号 → 住所の変換は、誰もが必要とするのに無料で無制限の選択肢が乏しい。jpzipはそこを埋めます。日本郵便のKEN_ALLを月1回正規化し、全120,677件を静的JSONとしてCloudflare Pagesから配信。登録・APIキー・レート制限なし。プロトコルは公開仕様、SDKは各言語(TypeScript / Go / Python / Rustほか)向けにMITライセンスで提供。

03Pixmendブラウザ · 画像修復

Real-ESRGANをonnxruntime-web(WebGPU)で動かし、デコードから推論、書き出しまでをブラウザ内で完結。画像はサーバーに送りません。登録もアップロードも回数制限もなし。

掲げているのは「送らない・創らない・直すだけ」です。画像は端末から出ず、無いディテールを生成で足すこともせず、修復だけをします。推論はWebGPU(非対応環境はwasmへ)、モデルはReal-ESRGAN系のONNX、配信はCloudflare。サーバーで処理をしないため、利用者が増えてもインフラコストが比例して増えることはありません。UIはVue 3。

04gpdfライブラリ · PDF生成

Go標準ライブラリだけでPDFを組み立てるライブラリ。宣言的なビルダーAPIと12カラムグリッド、TrueTypeフォントのサブセット埋め込みとCJK、PDF/A・AES-256暗号化・デジタル署名までを同じモジュールに収めています。

GoのPDF生成は、日本語を入れた途端に外部依存とフォントの問題が出てきます。gpdfは依存ゼロ(標準ライブラリのみ)で、最初から日中韓(CJK)に対応しています。構造は3層(pdf / document / template)で、入口は宣言的なビルダー、JSONスキーマ、Goテンプレートの3つ。1ページ生成は13µsと、既存の主要ライブラリより一桁速い水準です。ライセンスはMIT。

05ndeck-monitorデスクトップ · 開発環境

複数のClaude Codeセッションをアプリ自身が起動・保持し、会話も承認も完了通知もすべてGUIで処理するTauriデスクトップアプリ。コードの確認はGitHubのPull Requestに寄せます。

狙いはターミナルに戻らないことです。既存のツールは進行を眺めるだけで、質問や承認が来るたびにターミナルへ戻る必要がありました。ndeck-monitorはセッションを自分で所有し、stream-jsonでの双方向のやり取りとcontrol protocolでの承認をGUIに載せます。差分ビューアは持たず、成果物はPull Requestで確認する設計です。UIはVue 3、外側はTauri(Rust)。

共通点

jpzipはSDKもプロトコル仕様もMITで公開、Sonirは端末内で完結するLocal Firstアプリ、Pixmendは画像をブラウザ外に出さない画像修復ツール、gpdfは依存ゼロで手元のプロセスだけでPDFを組み立てるライブラリ。共通するのは「サーバを持たず、データをユーザーの手元に置く」という設計です。